迷ったときノート
発熱
咳と呼吸苦
不機嫌・活気がない
頭部を打撲した
けいれん
嘔吐・下痢
やけど
異物を飲み込んだ
じんましん・発疹
けが
迷ったときノートとは?
お子さまが急な病気や怪我をした時に、すぐに医療機関を受診すべきか、診療時間内まで様子をみることができるのか、など迷われることが多いと思います。迷ったときノートは、症状別に受診の目安を簡単にまとめています。
当院をかかりつけ医に登録しておられる患者様には、時間外にもできるだけ相談しやすい窓口を設けておりますが、すぐに対応ができない場合も、このノートを参考にしてください。
患者さんによって症状が異なる場合がありますので、判断に困ったときは医療機関などにお電話でお問い合わせください。
□小児救急電話相談 #8000
休日や夜間のこどもの病気への対処方法など小児科医師がアドバイスしてくれます。
□相楽地域の平日夜間および休日の小児救急医療体制
https://www.town.seika.kyoto.jp/kakuka/kenko/2021_1/5/4589.html
発熱
今から自家用車で受診
・生後3ヶ月未満で38度以上の発熱
・ぐったりしていて、呼びかけへの反応が悪い
・おしっこが出ていない
・何度も嘔吐する
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・元気で水分もとれている
おうちでのケアのポイント
・こまめな水分補給
・こまめに熱を測りましょう
・朝になって熱が下がっていても、午前中にかかりつけを受診しましょう
咳と呼吸苦
救急車を呼ぶ
・咳がひどくゼイゼイしている
・会話ができないほどの呼吸苦
・呼吸が浅い、あえぐような息をしている
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・咳は多いが水分や食事がとれている
・眠れている
おうちでのケアのポイント
・お部屋を加湿
・鼻吸い(自宅で効果的できない時は当院へご相談ください)
・こまめな水分補給
/ 今から自家用車で受診
不機嫌・活気がない
今から自家用車で受診
・生後3ヶ月未満
・呼びかけへの反応が悪い
・泣き声が弱々しい
・呼吸が苦しそう
・泣いたり泣き止んだりを繰り返す
・腹痛や頭痛の訴えが強い
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・年長児で、目線がしっかり合う。反応もはっきりしている。
頭部を打撲した
救急車を呼ぶ
・打った直後にぐったりして泣かない
・意識がない
・けいれんを起こした
今から自家用車で受診
・嘔吐を繰り返す
・いつもより不機嫌、ぐずりが激しい
・頭痛が強くなっている
・名前や場所が言えない
・まっすぐ歩けない
・寝る時間ではないのによく眠る
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・普段通りの泣き方、手足もよく動かしている
・打撲直後から泣き、その後は普段通り
おうちでのケアのポイント
・よく冷やして24時間は安静にして様子を観察する
けいれん
救急車を呼ぶ
・けいれんが5分以上続いている
・意識が戻らない
今から自家用車で受診
・けいれんが5分以内で治まり、意識もはっきり
している
おうちでのケアのポイント
・吐いたもので窒息しないように、顔を横に向けてよく
観察する
嘔吐・下痢
救急車を呼ぶ
・繰り返し嘔吐して意識が悪い
今から自家用車で受診
・腹痛と嘔吐を繰り返す
・おしっこも半日出ていない、水分とれない
・血便が出た
おうちでのケアのポイント
・ゆっくりこまめに経口補水療法
(最初はスプーン1杯程度から)
やけど
救急車を呼ぶ
・全身のやけど
・顔面のやけど
今から自家用車で受診
・手足の指のやけど
・陰部のやけど
・水疱ができたやけど
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・範囲が狭い
・皮膚の赤みだけ
おうちでのケアのポイント
・すぐに冷やす
・5〜10分程度冷やす
異物を飲み込んだ
救急車を呼ぶ
・窒息、呼吸苦がある、顔色悪い
・けいれん
・ぐったりしていて、呼びかけに反応悪い
・飲んだもの:ガソリン類、除光液、農薬・殺虫剤など
今から自家用車で受診
・異物を口に入れた直後より、咳が出ている
・ゼイゼイした呼吸
・嘔吐、下痢、腹痛
・飲んだもの:針、ヘアピンなど鋭利なもの、防虫剤、タバコ、薬、吸水性樹脂、ボタン電池、複数個の(ネオジウム)磁石
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・飲んだもの:インク、クレヨン、ねんど、化粧品、石鹸など
じんましん・発疹
救急車を呼ぶ
食べ物を食べてから、じんましんに加えて
・連続する咳やゼイゼイが出現
・繰り返し嘔吐、意識が悪い
今から自家用車で受診
・咳や嘔吐伴わず、意識も問題ないが、全身に
発疹が広がり、かゆみが非常につらそう
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・局所の発疹のみで痒みも強くない
けが
救急車を呼ぶ
・大量出血
・けいれんあり
・意識がない
今から自家用車で受診
・出血なかなか止まらない
・刺さったガラスなどが取り除けない
・深い傷や大きな傷
・汚染が強い傷
・動物に噛まれた傷
診療時間内に受診(朝まで待てる)
・なかなか治癒せず、じゅくじゅくしている
おうちでのケアのポイント
・洗浄と止血
・出血が収まらない場合は清潔ガーゼで直接圧迫